子門真人歌曲レビュー FILE.009

青春ラジメニア


青春ラジメニアの歌

作詩:高橋秀介、高橋謙介/作曲:菊地俊輔/編曲:片岡ヒロマサ(ブラスアレンジ:沢井原兒)/歌:子門真人

オススメ度: ★★★☆ …最後の菊池&子門
歌唱難易度: ★★☆ …シモニストならお手のもの
入手難易度: ★★☆ …どうなんだろ?中古なら
一般認知度: ★★★ …結構メジャー?

1992年4月にCDで発売されたもの。この時代に菊池&子門ってのがいいよなぁ。
歌は意図的にパロディーっぽく作ってると思うんだけど、菊池ファンなら思わずニヤリな出来。
当然3番までみっちりあります。
それを子門が歌うわけである。仮面ライダーソングや特撮系の匂いがもうムンムンですよ。
サビは「不滅のライダー♪」と歌ってしまうこと必至(^^;

収録盤では「子門真人さんの声がまた素晴らしい...」と曲の後にコメントがあるのだが、まさしく御意。
「青春!」のシャウトも心地よく、最後の伸ばしは例によって伸ばしきった挙句プチ・ルナヴァルガーのようなしまい方。うはははは!
まったくもって我らのヒーロー子門節そのままの姿。
これが1992年だなんて俄かに信じられない人も少なくあるまい(ミー・トゥー)。

あんまりコアじゃない子門ファンもとっつきやすい曲なので、次回聖典があるならば、絶対に収録してより多くのファンに聴いてほしい一曲。


CAN'T YOU HEAR ME,BABY,WHAT I SAY (愛しい時)

作詩:MOLY KEY/作曲:E.SAM HADSON/編曲:片岡ヒロマサ(ブラスアレンジ:沢井原兒)/歌:PETER SIMON

オススメ度: ★★★★☆ …まさに子門!
歌唱難易度: ★★★★★ …全部英語ですわ...究極
入手難易度: ★★☆ …どうなんだろ?中古なら
一般認知度: ★☆ …知る人ぞ知る

こちらは上記「青春ラジメニアの歌」の対極にあるような、俄か子門ファンにはもっともとっつきにくい曲ではないか?
全編これ英語で歌われる、ムーディーな大人の歌。
おれ、こういうジャンルはまったく知らないんだけど、この曲って完全にオリジナルなのかな?
スタンダードナンバーとか既成曲だと言われても全く違和感ないんだけど...。

この歌での子門は完全にPETER SIMONなる外人化している。
もはやギンガマンの英語バージョンどころの話ではない。
かくも完全に外人化したことで、子門ニュアンスの幾つかの要素がさらに研ぎ澄まされる。
とろけは日本語より更に流麗な流れを生み、あちこちで弾けるブレスにハッとさせられ、囁きや絶唱のコントラストは極大。
自由奔放で、しかししっかりと芯が通っており、何より言葉の意味がわからなくとも情感が歌声から伝わってくるヴォーカル。
優しく、深く、心地よく、熱く、胸に注がれるものにただ満たされる時間。
きっとこれは、子門真人から、われわれへのプレゼントなのだ。

そして...ぐおおおおっ、これは....歌えません。無理です。もはや究極の難易度。
だいたいが最後の部分のスキャットのようなアドリブは何人たりとも再現不可能ではないのか?
それでも歌いたいと思わせる、何かが確実にあるのもまた子門ソング。


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