
鉄道員
〜企画アルバム「鉄道員」より〜
作詩:山川啓介/作曲:荒木とよひさ/編曲:丸山雅仁/歌:子門真人
| オススメ度: | ★★★★☆ | …聴けば海路の日和あり |
| 歌唱難易度: | ★★★☆ | …このニュアンスは難しい |
| 入手難易度: | ★★★★★ | …入手困難 |
| 一般認知度: | ★ | …ほとんど知られていない |
いきなり「おじゃまいたします」とセリフから始まる。
子門真人が車掌に扮して、ある日の列車の乗客を優しく見つめる...そんな感じの歌。
山川啓介の詩がもう泣ける泣ける。
ただし、激しく時代錯誤的な味わいかもしれないので、今の若い人にはどうだろう?
昭和の時代を生きた人にはひときわ共感できるものがあるかもしれない。
曲としては、全くといっていいほど飾り気がないため、どこまでも地味である。
しかし、その中にあるものは至上の輝きを放つ。
リフレインでハモリが加わるのだが、ふわっと温かい、人の心の温もりに触れる瞬間。
「誰の心の切符もみんな、幸せ行きならいいけれど」という最後のフレーズが胸に沁みる。
その後のセリフの表情もなんとも言えない。
全体通して、子門の表情が柔らかで静かで、外からじっと人の内側を見守るような感じ。
ちょっと他のどの歌でも聴けないような、そんな歌唱に出会える。
作詩:藤公之介/作曲:荒木とよひさ/編曲:丸山雅仁/歌:子門真人
| オススメ度: | ★★★☆ | …一度は聴いてほしい |
| 歌唱難易度: | ★★★ | …気持ちよく軽やかに |
| 入手難易度: | ★ | …入手困難 |
| 一般認知度: | ★ | …ほとんど知られていない |
のどかな風景を走りゆく機関車。
そんな機関車を終生の友のように思い、歌いかける。
列車が輸送機関の主役であった時代の、責任感や誇らしさも感じられる。
それすら歌の中では過去の出来事なのだが、今では尚更昔のことになってしまった。
そんな「懐かしさ」の二段階を感じることができれば、より味わい深いのではないだろうか。
ここでも子門の歌唱は優しく軽やかで、本当に心豊かな表情。
言葉ひとつひとつ、メロディー一節一節がはっきりしっかり迫ってくる。
他の歌手が歌ったらこんな感じには絶対にならないだろうと確信するような出来。
堪らん...。
作詩:岩城未知男/作曲:荒木とよひさ/編曲:丸山雅仁/歌:子門真人
| オススメ度: | ★★☆ | …貴重だけど... |
| 歌唱難易度: | ★★★☆ | …逆に難しいかも |
| 入手難易度: | ★ | …入手困難 |
| 一般認知度: | ★ | …ほとんど知られていない |
こっ、ここここ、これは....演歌ですか?
であれば子門ソングとしてはかなり貴重なのかもしれない。
曲調といい、歌詞といい、さすがにちょっと昭和生まれでもギャップを感じる人はいるかも。
我々...というよりその親の世代の人にしっくりくる感じ。
こんな歌もあるんだよ、という意味ではみんなに聴いて欲しいけど
オススメするほどかというと正直迷う(^^;
鉄道員ものとして続けて聴く分にはおれは結構好きだけどね。
作詩:山川啓介/作曲:荒木とよひさ/編曲:丸山雅仁/歌:子門真人
| オススメ度: | ★★★ | …味わい深い |
| 歌唱難易度: | ★★★☆ | …こぶし効かせて |
| 入手難易度: | ★ | …入手困難 |
| 一般認知度: | ★ | …ほとんど知られていない |
今度はフォーク調ですよ、奥さん。
演歌調と比較すると、昭和40年代生まれとしてはギリギリセーフです。オッケー牧場。
詩の内容は相当古いけれども、物語としてしっかり聴ける。
「親子三代国鉄男」って....それがMY PRIDEな時代もあったんだねぇって感じ。
この歌での子門真人はけだるさの中にも恥じらいや誇りが見え隠れするようなニュアンスで、またいい!
こんな感じの歌でも、まさしく自在に歌っているのを聴くと、改めて脱帽。
だもんだから、例え聴いてて「かったるい」と思っても、歌ってみると一味違うんだよ。
結構気持ちいいというか泣けるというか、感情移入してしまうというか、いやでも子門ニュアンスに近い気持ちになってみないといけない、みたいな感じで。
実際歌うのも難しいし。
入手できたら是非チャレンジしてほしい歌だ。
作詩:藤公之介/作曲:荒木とよひさ/編曲:丸山雅仁/歌:子門真人
| オススメ度: | ★★★★☆ | …インパクト激烈! |
| 歌唱難易度: | ★★★★ | …これまたハード! |
| 入手難易度: | ★ | …入手困難 |
| 一般認知度: | ★ | …ほとんど知られていない |
おそらく「鉄道員」収録の子門曲5曲中、最も多くのシモニスト達に支持されるであろう曲がこれ。
どこをどう切っても完全にヒーローソング調なのだ。もうわかりやすいったら!
この歌のためだけに子門真人に依頼したのだと思われてもしょうがない(ではないと思うが)。
ティンパニやブラスの暴れっぷりもすごいが、やはり子門真人。
「誰だ、誰だぁ〜」のフレーズや、「ゴー!」「オー!」のシャウトなども確信犯的。
当然見事に決まっている。
古き良き時代の主題歌よろしく3番まであるのだが、歌の出が、1番と2・3番で伴奏が違っていたり、「ゴー!」のタイミングが3回とも全部違うなど、罠もしかけられているので歌う際には注意されたし。
特に「ゴー!」のタイミングは本当にすごくて、1番4拍目、2番3拍目ときて3番が3.5拍目になるというカッコよさ。
これだよこれコレ。このツッコミ加減が子門歌唱の魅力のひとつ。
それをこんな演出でやってくれるなんて!と感動。
一番最後の「レールマン」の「ン」を延々5小節近くも伸ばし続けるのも最高!!
コアなシモニストでなくとも、とりあえず子門真人ファンならばこの歌のためだけに音盤ゲットする価値あり。
というか、これだけの曲揃いなんだからアルバム復刻できないのかと出版関係者には問いたい。
いいもの=売れる、の世の中ではないのだろうが...。