新規収録曲が14曲と、これまでの聖典に比べややボリューム不足の印象はあるものの、
聞き逃してはいけない楽曲も多く、その価値は貴重。
そして、全9曲の カラオケをただの観賞用として眠らせるべからず。

収録曲一覧
  1. 魔獣戦士ルナ・ヴァルガー /「魔獣戦士ルナ・ヴァルガー」OP主題歌
  2. まんぱく音頭 /「マンガ博覧会」イメージソング
  3. マンガのマーチ /「マンガ博覧会」イメージソング
  4. 跳べ!そして熱くなれ /「日本バレーボール協会」推薦曲
  5. 赤鬼と青鬼のタンゴ /「みんなのうた」より
  6. ウルトラマンレオ /「ウルトラマンレオ」OP主題歌
  7. 星空のバラード /「ウルトラマンレオ」挿入歌
  8. 戦え!ウルトラマンレオ /「ウルトラマンレオ」第二期OP主題歌
  9. MACのマーチ /「ウルトラマンレオ」挿入歌
  10. 進め!ゴレンジャー /「秘密戦隊ゴレンジャー」OP主題歌
  11. 秘密戦隊ゴレンジャー /「秘密戦隊ゴレンジャー」ED主題歌
  12. 鋼鉄ジーグのうた /「鋼鉄ジーグ」OP主題歌
  13. とべ!グレンダイザー /「UFOロボ グレンダイザー」OP主題歌
  14. 勝利だ!アクマイザー3 /「アクマイザー3」OP主題歌
  15. 魔獣戦士ルナ・ヴァルガー (オリジナル・カラオケ)
  16. まんぱく音頭 (オリジナル・カラオケ)
  17. マンガのマーチ (オリジナル・カラオケ)
  18. 跳べ!そして熱くなれ (オリジナル・カラオケ)
  19. 赤鬼と青鬼のタンゴ (オリジナル・カラオケ)
  20. ウルトラマンレオ (オリジナル・カラオケ)
  21. 星空のバラード (オリジナル・カラオケ)
  22. 鋼鉄ジーグのうた (オリジナル・カラオケ)
  23. 勝利だ!アクマイザー3 (オリジナル・カラオケ)
※ カラオケ音源についてのレビューはなし

シモニストに贈る聖典レビュー
続いてこちらの聖典では、これまで収録されなかったレア曲5曲と、オリジナルをも凌ぐカヴァー曲9曲、そしてボーナストラックとしてカラオケが9曲収録されている。全23トラックである。レア曲はなかなか入手しにくい5曲だし、カバーもレア曲揃いだ。間違いなく必聴モノ!
リスナー系ファンにはカラオケ入れるぐらいなら...などという心ない言葉も聞かれるかもしれないが、真のシモニストにそんな人はいるはずもなし。
歌入りはじっくり聴いて、カラオケで思いっきり歌う、それこそ最大のリスペクト。
そこらへんをわかっている人の企画なのだから、それを歓迎しよう、快く追従しよう。
1.魔獣戦士ルナ・ヴァルガー 
   作詞:秋津透と魔獣騎士団 作・編曲:川井憲次

一曲目からこれかぁ〜っ、嬉しい。ややハスキーがかった一方でより深みを増した声。ビブラートの振幅も大きくなった。一方で、鼻にかかった感じも強いし、母音のハヒフヘ化傾向もややみてとれる。しかしシャウトのキレは健在。何よりラストの吼え声にしびれるファンは多いはず。打ち込みサウンドなのがちょっと物足りないのが残念ではあるが、それを補って余りあるヴォーカル。Aメロでの抑えた表現が、Bメロのシャウトで一変するあたりはまさに胸躍る。サビでも過度に盛り上がらず理性を保ったメロディーラインが2番で初めてパワーアップされる瞬間もゾクゾクもの。そして最後の咆哮。ここまで伸ばした上に更にたっぷり咆哮する息を温存するとは!


2.まんぱく音頭 
   作詞:やなせたかし 作曲:市川昭介 編曲:宮川泰 コーラス:まんぱく合唱団

と、一曲目にあんなカッコイイ歌をもってきて二曲目でこれかよ?とちょっと腰砕け。子門はまぁいい。「まぁ」なんて言う表現はおこがましいのだが、それは置いとけ。まんぱく合唱団の大人ども、おまえらだー!!!!邪魔なんだよ、ウザ。子供だけにしとけ。せめてもうちょっと歌に参加する意識を高いところにもってほしい。ただ声出しゃいいってもんじゃねぇよ、クソ。
のんびりコミカルな音頭ソングってことで子門ソング的にはそれなりに貴重なのにコーラスで雰囲気悪くしてる。だからできるだけそこは聴かないようにして子門に集中してくれ。明るい表情に時折低音をかます子門歌唱に拍手〜っ!


3.マンガのマーチ 
   作詞:やなせたかし 作曲:市川昭介 編曲:宮川泰 コーラス:まんぱく合唱団

こちらもまんぱく合唱団入りなんだけど、バカな大人どもの声がほとんど聞こえない。こっちでは歌ってないんだろうか?さすがに邪魔だというのがわかったのか?(苦笑) それはさておいても、音頭よりはマーチの方が個人的に好きというのもあって、こっちの方があまり印象悪くなく、むしろアレンジでコンバットマーチやってみたり、「ひとはいない」の後のブラスメロがツボなのとでかなりフェイバリットソング化しているのだ。宮川さんありがとう。ちょっとけだるさ漂う子門ヴォーカルもまた乙なもんですわ。


4.跳べ!そして熱くなれ 
   作詞:藤公之助 作・編曲:服部克久

この歌だけはこの聖典ではじめて耳にした(あとは全て既聴)のだが、いやはや名曲じゃないか!感動したっ!!さすが服部克久だ。そして何より子門の「とヴぇ〜、とヴぇ〜」だよな!?(^^;うっひょー、しびれる。Bメロの柔らかで広がるような感じもいいし、サビ繰り返しは移調してテンションアップされた上に、やっぱり期待に応えて「届けーぇ〜ぇ〜」とかましてくれる、そんな子門が大好きさ。某民放のバレーボール中継よ、ジャニーズ系のヘタレな歌をテーマソングなんかにしてないで、この歌を流しなさい。
とりあえず我々シモニストは、本聖典収録のカラオケで思いっきり跳んで熱くなるべし!!


5.赤鬼と青鬼のタンゴ
   作詞:加藤直 作・編曲:福田和禾子

やっほー、この音源まで収録してくれるなんて!ブラボー!子門カヴァーの中でも、逸品の一曲なのだ。朗々とした歌声、表情豊かな語り口。そしてなにより超カッコイイ!!!こうして聖典収録ということでより多くのシモニストの耳に触れることが実現しておれも幸せ。子門が司馬拳名義で収録している別バージョンとはまるで曲のテンションが違うので、絶対にこっちがおすすめ。まぁ聴き比べという意味ではむこうも興味深いけどね。
さ、ありがたいことにこの歌もカラオケ音源収録だ。コーラス入りじゃないのが唯一の難点だが、そこは自分で入れるなり(そんなマネな人いるのか?<オレです)誰かにやってもらうなりして我慢されたし。最後のカデンツァをいかに決めるか、それが一番大事。


6.ウルトラマンレオ
   作詞:阿久悠 作曲:川口真 編曲:瀬波丈 コーラス:たかの羽児童合唱団

こっからはレオのカヴァーを4曲連続で。同曲のカヴァーは既に桃盤にも収録されているが、こちらはキャニオンバカヴァー。全体的には桃盤のコロムビアカヴァーの方が完成度は高いが、こちらも一聴の価値あり。....しかしだ、しかしだよ?このたかの羽児童合唱団はもうちょっと何とかならなかったのか?カヴァーということでアレンジがしょぼいのはまぁ典型っつーかお約束っつーかで我慢するしかないとは思うのだが、この児童合唱の破滅的なヘタレっぷりは許せんっ!!!もう少し練習するっつーか訓練するっつーか、とにかくなんとかなるだろーに。まぁ、そんなものまで含めてカヴァーっぽいっちゃそうなんだけどね。はぁ〜っ、溜め息。子門のヴォーカルは桃盤に比べるとゆったりと、より深みのある声で歌っている。ただ譜割のズレというかタイミングが遅れ気味になっているようなところもあって、ここらへんはコーラスの不出来さの影響かと勘繰ってしまったり....。


7.星空のバラード
   作詞:阿久悠 作曲:川口真 編曲:瀬波丈

こちらは児童合唱がないので非常にありがたい。真夏竜の淡々としたオリジナルとは一線を画した叙情性たっぷりの表情豊かな世界がここに拓けた!さすが子門。ハモリもバッチリきまって感涙もの。アレンジがチャチなのがこの曲ではヴォーカルを引き立たせる結果になっていてGOOD。ただし、ヴォーカルの譜割がオリジナルと違うところがあるので、最初は違和感があるかもしれないが、なにすぐ慣れるさ。都会から離れたところに住んでいる人は、星空のきれいな夜にこの歌を口ずさんでみてほしい。この歌がまるで自分のための歌であるかのように、そして「生きている実感」をも、静かに、しかしはっきりと感じるはずだ。


8.戦え!ウルトラマンレオ
   作詞:阿久悠 作曲:川口真 編曲:瀬波丈 コーラス:たかの羽児童合唱団

また、たかの羽児童合唱団だよ。ちょっと理不尽な怒りが湧いて来る(苦笑)。桃盤のコロムビアバージョンの完全勝利。こっちはせいぜい資料的価値ぐらいってことで<オイ!だってさ、シャウトマスターの子門であるにもかかわらず、「レオ、ウルトラマン」の「ウルトラマン」部分がオリジナルより桃盤よりはるかにテンション低いってのがやっぱり気になる。全体的にもけだるさというか、ちょっとお疲れモードな雰囲気。


9.MACのマーチ 
   作詞:阿久悠 作曲:川口真 編曲:瀬波丈 コーラス:たかの羽児童合唱団

ううむ、ここではたかの羽児童合唱団、ギリギリセーフな感じ。なんとか堪えたってところか。
単純シャウト部分は違和感ないのも大きい。テンション低くならなかったのもよろしい。どうして他のもこんな風に歌ってくれなかったんだよ。っつーか、キーの問題か?この歌が歌いやすかったのかな。おっと、たかの羽児童合唱団の紹介じゃないんだよこのページは!(^^;
子門はまぁ平均的な出来。この歌を子門で聴けて嬉しいな、ぐらいの価値はある。個人的な希望を言うなら、もうちょっと明るい表情で歌ってほしかった。もしかしてたかの羽に対して怒ってるのかな?<なわけありません。確かにあんなピッチでコーラスやられたら歌いにくいだろうとは思うけど、収録がどっち先かわかんないしねぇ....。


10.進め!ゴレンジャー
   作詞:石森章太郎 作曲:渡辺宙明 編曲:不明 共演:大和田りつこ コーラス:ヤングフレッシュ

こっからの5曲はポニーのカセットテープで発売されていた音源で、実はおれも幼少時より所有していたので非常に馴染み深い音源だったりする。もう子守唄代わりですよ、奥さん。この歌では大和田りつこの雄々しい歌声がしびれます。もちろん子門は最高。水木キラーの子門ではあるけど、佐々木曲でも結構いけるというのが証明されたね。アレンジはチープだけど歌そのものの勢いというかスピード感はオリジナルよりもこちらが上。もうちょっと厚みがあればオリジナルにも比肩しえたと思うんだけどなぁ。惜しい。


11.秘密戦隊ゴレンジャー
   作詞:八手三郎 作曲:渡辺宙明 編曲:不明 コーラス:ブレッスン・フォー

これも軽いアレンジが難点だし、コーラスももうちょい厚くしてほしかったなぁ。そんな不満がありつつも、何度も何年も繰り返し聴いていたのは子門の朗々とした歌唱あればこそ。オリジナルの佐々木功によるリズミックな歌唱イメージがここまで流麗なものに変化してしまうというのもまさにカヴァーの醍醐味というか面白さなのだ。


12.鋼鉄ジーグのうた 
   作詞:林春生 作曲:渡辺宙明 編曲:不明 コーラス:ブレッスン・フォー、ヤングフレッシュ

出ました!水木キラーの面目躍如たるのがこの歌。おれ、ずーっと長い間この音源こそがオリジナルだと信じていたんだよ。だってうちの田舎じゃ鋼鉄ジーグなんて放映されなかったからね。この歌をこのテープでした聴いたことなかったのさ。ふふん<威張るな。アレンジがチープだし宙明っぽさゼロなのが今聴くと「ありえないー!」なんだけど当時はそんなのあまり気にならなかった。
やっぱこれはね、「ビールァップ!」に尽きる。このカッコよさ。水木のオリジナル聴いた時、正直「ダサッ」と思ったほど。こっちを後から聴いた人は「バンババン」のメロが違うのでギョッ!とするらしいけど、そういう体験も貴重でしょ?是非ギョッ!としてくれ。


13.とべ!グレンダイザー
   作詞:保富康午 作曲:菊池俊輔 編曲:不明 コーラス:ヤングフレッシュ

意味もなく遅くなる傾向があるのもカヴァーの特徴。この曲もイントロで止まってしまうんじゃないかと一瞬思うよね。思わない?歌がはいってくるとさすがにそんなことはないけど、子門のなめらかな歌いっぷりがあまりに流麗すぎてオリジナルに耳馴染んだ人にとっては違和感があるだろう。マーチ調になるサビのスカスカな音にもガッカリするかも。オリジナル佐々木がニュアンス変化で聴かせる部分でも子門は一貫して勇壮朗々スタイルを崩さず。ちょっとヴォーカル表現の変化に乏しいと感じるのもそのため。やはり佐々木負けしてしまっているのだ。ああ、子門よ....。残念だ。ファンとしてこの曲は残念だぞ。


14.勝利だ!アクマイザー3
   作詞:石森章太郎 作曲:渡辺宙明 編曲:不明 コーラス:ブレッスン・フォー

佐々木負けした後はやっぱ水木殺しで発散しようじゃないか!(^^;チープなアレンジなどヴォーカルの勢いで吹き飛ばせ。
「通う」がちゃんと「カヨオ」じゃなく「カヨウ」なのも注目。2番の「ザイダベック」部分なども譜割が違うし、何より一番驚く部分はコーラスパートだね。おれがかつて「神」と称した「アク(ワッ)マイザー(ザンザンザザン)」があろうことか「アクマイザー(ザザザ、ザンザンザザン)」などという突拍子もないものに変わってしまっているのだ。これにはさすがにおれも腰が砕けたが、慣れてしまうと子門ヴォーカルの素晴らしさの前にここの違和感がだんだん薄れていってしまうのだった。今ではすっかり、これはこういうものだと納得してしまっているほど。いや、心の底ではオリジナルのコーラスの方が断然素晴らしいとは思ってるけどね。でもホラ、これってカバーなんだし別な人がアレンジしてるんなら違うところがあったって当然でしょ(^^;それでも良いものは良いのだ。




以上、聖典6のレビューおわり。

聴きたいだけのファンにはこのカラオケ9曲収録というのが不満なのかもしれない。しかし、おれはそういう人のことは考慮しない。する必要を感じないからだ。そしてそれはそのまま当サイトのスタイルでもある。歌は歌ってこそ歌。子門真人の素晴らしさも実際歌ってみて実感するところ大、とね。
そういう意味では願ってもない構成であり、実践する人の多いことを願うのみ。
ただ、カヴァーのレビューはやっぱ難しくて、カヴァー音源のみを対象に語るべきか、オリジナルと比較すべきかというところがいつも悩みどころ。今回収録したレオなどはカヴァーが数種類あったりする曲なのでますます難しかった。焦点がボヤけてしまっているように思わたらすまん、それはそのままおれの力不足によるものだ。ひとつ確かなのは、どんなカヴァーでも子門ファンなら聴いておくべきだということ。今後もカヴァーについてはそういう信念のもと紹介していくつもりである。

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