緑盤の収録曲一覧と、収録曲のレビュー。
レアでエキサイティングな曲満載の驚異のアルバム。
その表情のヴァリエーションを堪能せよ、聖典4!
収録曲一覧
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シモニストに贈る聖典レビュー
この緑盤はまだ見ぬ子門ソングの宝庫であった。ここで初めて聞いた曲のなんと多いことか。どれもこれも魅力的であった。一曲残らず全てがまさに子門ソングだったのだ。こうして更に子門歌唱の世界を広げてくれるこの聖典こそ、シモニスト必携の最重要アイテムと言える。そして当然ながら、ここに収められる全曲を歌わねばならぬ。それがシモニストの道なれば…。 |
| 1.THE THEME SONG OF "ULTRA-7" 作詞:KYOUITI AZUMA 作・編曲:TOHRU FUYUKI 訳詩:MAYA TAGUCHI のっけから左右中央で3人の子門が「セブンセブン」だよ。すげぇ。続く3連呼×2のところは「せんせんせん」に聞えるが(笑)。そして「Spark!」「Strike!」「Attack!」のシャウトが冴え渡る。ほんとオリジナルとは完全に別歌と化している。ああ、それにしても英語がネックだ。子門の「とろけ」モード入りEnglishだからな。しかしそれでもひるまずに歌いたい。 2."ULTRA-7" 作詞:KYOUITI AZUMA 作・編曲:TOHRU FUYUKI こっちは曲としては単純ながらも、子門の歌という意味では面白い曲となっている。一体何人いるんだ子門!?みたいな。そして見事なハモリ。子門がいっぱいでハモっているよぉ。一人合唱団状態。子門真人合唱団。ちょっと怖いかも(笑)。これも子門Englishで「とろけ」モード気味に歌わねばならないのでしょうか?イエス。 3.剣道仲間 作詞:鷹市太郎、補作詞:中村しのぶ 作・編曲:小林亜星 コーラス:シンガーズ・スリー ようやく子門の渦から開放され、ほのぼの青春ドラマな主題歌。唱歌のような趣きで明るくはきはきと歌う子門。この「朗らか」モードはアニメ・ヒーローものにはそうそうないので貴重。ま、聖典の中でも貴重ではある。子門の大海の中ではそれなりに大きなウェイトを占めるのだが。「コテメンドウ」がクセになるほど耳に残るので注意されたし。メロディーをしっかり捉えて前述のニュアンスをもって歌えば、すぐに気分は子門になれるかも。 4.ゴジラのお嫁さん 作詞:もず唱平 作曲:加瀬邦彦 編曲:渡辺茂樹 ゴジラソング。昨年秋にゴジラソングブックとしてCD化されたが、それまではこの緑盤が唯一のCD音源だった貴重な曲。子門歌唱はここではひたすらノーテンキ。本来あり得ない状況を歌うわけだから基本はコミカルタッチということか。しかしあまり感情を込めているわけではないようだ。柔らかい当たりだが、全体的に一本調子気味か?「やっつけて」などはアクセント強いけど。それと「南極だって」が不自然なタイミングでリズムがズレているのは何?ここ要注意。 5.ロック・ロック・ゴジラ 作詞:もず唱平 作曲:加瀬邦彦 編曲:渡辺茂樹 こっちはかなり曲として面白い。子門もちゃんと感情込めてる。最初の一言から違いがわかる。エコー処理がきついのはご愛嬌か?「こわすのは誰だ」などわざと不安定気味に歌っているのだろうか?「オゥ!」は子門は言ってないのだろうか?そうらしい。「出て来い出て来い」以降のハモリは気持ち良さそうだ。2番「この地球の」の直前に「ンッ」。グー。3番では「ンンンーァッ」の鼻歌まで加わると「ンェッ」と一層はっきりとやってくれる。最高だぜ子門。そんなわけでポイントもお手頃、歌って更に気持ち良い名曲となっている。者ども、遅れをとるな! 6.ゴジラとジャガーでパンチ・パンチ・パンチ 作詞:関沢新一 作・編曲:真鍋理一郎 ベタな曲だが、子門歌唱的には全然平気。「地球の危ない」からなんとなく何か企んでいるような気配があったが、まさか「パンチパンチパーンチ」と来るとは!参りました。おっとその前に「猛烈パンチ」の部分も確信犯的にこねくってる。意外と小技的に高難度なので侮れじ。2番「なんかは」の崩し、3番「やったぜ」「勇気」のアクセントも重要。「頑張ろう」の伸ばしも強烈。とにかく歌い甲斐のあることこの上ないので是非挑戦あれ。前述のソングブックにカラオケも収録されてるきに。あ、そうそう女性コーラスが非常に気色悪い。以上。 7.メガロをやっつけろ 作詞:福田純 作・編曲:真鍋理一郎 まだ続くのかゴジラシリーズ。冒頭から子門によるセリフシャウト!長いぜしびれるぜ。でもちょっと恥ずかしいかも(笑)。歌はマーチ調なのでもはやシモニストにもお手のもの。しかしこの歌の本領はそこではない。「兜のような」以降の低音「おどけ」モードによるコミカルテイストモードがポイントなのだ。「ノックアウト」など非常に笑える。「ドリルのような手が二つ」のところなども一朝一夕にはなかなかどうして。「やぁー」の部分もちょっとマヌケを出すのが難しい。「いょあ〜」ってな感じで発音しなくては。子門歌唱を楽しんで歌えるようになれば、これもレパートリーになりそうな雰囲気あり。出来るかな? 8.ゾーン・ファイト・マーチ 作詞:石狩あきら 作・編曲:三沢郷 赤盤から再びお目見えした三沢郷ゾーンソング。これもまた歌ってなんぼの名曲だったのかと気がついたのは実際に歌ってみたその瞬間であった。聞いてると案外淡白な繰り返し系マーチと思われそうだが、なんというメロディーだろうか。なんという子門歌唱だろうか。歌ってみなければこれの感じはわからないと断言する。「ゾーンの」から「愛が溢れてるぅ〜」までのオーガズム。本当に本当に素晴らしいのだ。最後の「力がいると」も本当に歌うのに力がいるので、力尽きる人もいるかもしれない。 9.空手バカ一代 作詞:梶原一騎 作・編曲:平尾昌晃 コーラス:パイオニア児童合唱団 大安蓮=子門の歌う軍歌調演歌(笑)。子門の声が若いぞ!?年代のせいではない。同年代でもこんな声ではないからだ。なにかエフェクトかけてるのか?そういう時代でもないだろう。さては回転数か?これはありうる。とにかく違和感ある上に、曲が演歌じゃねぇと敬遠する向きもあるかもしれないが、またしてもこれは歌って知る曲である。まさか何気なく歌えそうな「空手一筋バカになり」がこんなに難しいとは!それとサビのリズムを明確にするところなども、集中してないと流してしまいそうな部分だ。やはり名曲。 10.ガオー!はキングコングの合い言葉 作詞:丹羽しげお 作曲:小林亜星 編曲:高田弘 またしてもすごいものに出会った、と思った。低く太く時々おどけて歌う子門。息吐きも頻発。よく聞くと効果音のような叫びも子門なのではないかと思えるのだが、どうなのだろう?誰かわかる?声が途切れる間際に人間になっているように聞こえるんだけど。それはおいといて、「キングの道はでっかく進め」の歌いっぷりはどうよ!2番「ハッケヨイ」シャウトや「ガオー」のグリッサンドなども嬉しい。子門歌唱もそうだが、やはり曲がこんだけ楽しいともはや逃げ道はないという例であろう(「逃げ道ってなに?)。 11.キングコング・ダンス 作詞:丹羽しげお 作曲:小林亜星 編曲:高田弘 そして更にその上を行くノリを披露するのがこの曲。楽しさプラス迫力すら感じられる。「キングキングガオー、コングダンスー」×2はまたもや子門合唱団状態。ボリューム上げて聞くとすごい迫力。何と言うかもうこれは跪いて頭を垂れ感謝するしかない。シモニストの幸福である。「思わず踊り出したくなるような」(ライナーノーツより)気持ちもわからないではないどころか、もうおれ踊ってるかも。もはや細かいことは言うまい。歌えばそこにパラダイス。 12.今日もピカピカ 作詞:岡田冨美子 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘 コーラス:サカモト児童合唱団 ここまでゴジラやキングコングのおかげで既に相当数ノックダウンされているが、より強烈なパンチが襲いかかる。ぐはぁぁぁぁっ!カウンターで決まった。岡田冨美子+すぎやまこういち+高田弘=それだけで涙(笑)なのに子門が、子門がぁ〜っ!(意味不明) いきなりシモニック唱法「囁き」モード。こっ、これは!!更に「ちょっと皮肉な」から変身明るく歌い上げる。「何年人間やっていますか」にダウン。「愛してますか?」やさしい声。「笑ってますか?」微笑む声。「泣ける涙は」でちょっとしょぼくれて「ありますかぁぁ」で復活。そして「ハートがグゥ!」だよ。すっげぇぜ。ぜってぇ真似できん!サムズアップで微笑むる子門が見えるような一瞬。最後の「幸せになろうよね」の声が真っ直ぐ胸まで届くぜ。こんな歌がまだあったのか…。2番でも「消えてなくなる」「ピッカピッカなのさ」「人間」「ハートがリッチなら」などの部分がシモニストのハートを射抜く。脳をも直撃。「幸せになろうよね」でサカモト児童合唱団のピッチが狂ってボロボロだろうがそんな事はもうどうでもよい。ひとつの曲をここまでニュアンス豊かに、メッセージを言葉をメロディーに乗せ表現に替えて伝える子門にもうメロメロ。どうもありがとう。最敬礼。号泣してもいいよ。 13.四季の手紙 作詞:岡田冨美子 作曲:すぎやまこういち 編曲:高田弘 コーラス:サカモト児童合唱団 涙も乾かぬうちにもう一撃。さっきの曲でもう完全に溶解した心はもはや形を成さない液体に等しく既に立てやしない状態である。そこへこんなにもじわっと心しみる優しい歌が広がる…。「まんがことわざ辞典」すいません、そんな番組があった事すら知りませんでした。猛省したいと思います。子門歌唱のパワフルさワイルドさは完全に影を潜め、繊細な表情で四季を歌ってみせる。4番まであるのにとても短く感じられる…。終ってみればそれはまさに四季の移り変わりなのかもしれない。偉大なシンガーに出会えてこの歌も幸せである。我々も幸せである。いつでも胸にしまっておいて時々そっと口ずさみたい歌だ。その時、この歌を歌う子門のイメージとうまくシンクロできれば、これほど素晴らしい瞬間はシモニストにとってあり得ないだろう。 14.翔べ!プラズマX 作詞:田中のぶ 作・編曲:ゆうきまこ コーラス:杉並児童合唱団 サタンタ=子門の歌うパタリロの挿入歌。「とべぇぇっ!プラズマァァッ!」の連続シャウトは確かに燃えるが、やはり曲自体がショボイという印象は払拭できない。息吐きも見られるなど、子門歌唱の魅力はそれなりに見受けられるのだが、ここまでの曲がどれもこれも素晴らしい楽曲であるため、「この中に入ってしまうと」どうしても楽曲としての魅力が一枚二枚落ちてしまうのである。まぁそれだけ他の曲がすごいということなのだが。青盤にでも入っているとまた違ったのかもしれず(笑)。この歌のファンのシモニストがいたらごめんなさい。 15.KILL THE FIGHT 作詞:園部和範 作曲:大安蓮 編曲:水谷公生 歌は子門名義なのに作曲に大安蓮=子門の文字が。そのためか、歌唱にもいつも以上に熱が入っている印象がある。硬めで金属質な感じで「アイキルザファイト」の強烈なアクセント。息吐きあり、斜めあり、ツッコミあり、崩しありと自由に歌っている子門。2番がまた輪をかけて思い入れたっぷりなのだ。繰り返しに入る時の「ン〜」もいいし、そこから崩しが増量されていくのもヨシ。キャッチーなとっかかりはあまりないかもしれないが、歌唱の魅力溢れる秀作。歌ってみると思った以上に心地よいはずだ。 16.WIND & RAIN 作詞:園部和範 作曲:大安蓮 編曲:水谷公生 同じく北斗の拳挿入歌より大安蓮=子門作曲でバラードもの。その期待を裏切らぬ名曲である。己が身を投げだし大気に心任せて浮遊するようなイメージの、力みのない自然体。夢なのか、祈りなのか。自ら紡ぎ出したメロディーに乗せて歌う子門の心や如何に。我々はただ想像しながら、そして自分なりに歌と向き合って歌うのみ。もちろんオリジナルを規範として。「お前のほほに降る」以降の盛りあがり。意外なほど短い「咲くだろう」。「虹のようなその微笑み」のあたりのニュアンスなどがポイントとなろうか。全体を漂うけだるいニュアンスをも纏うことができればシモニストとしてレベルアップ間違いなし。繰り返し繰り返し聞くだけでも価値はあるが、歌えば子門がひとつ近づいてくるような錯覚に陥る不思議な曲でもある。 17.ぼくらの憧れライオンズ 作詞:本間繁義 作曲:高田勝 編曲:神保正明 コーラス:少年ライオンズ これは緑盤における息抜きか?あるいは5番まであるのはくどいと思うか?いいや、必ずしもそうとも言いきれまい。3番では明らかに歌詞を意識して表情をつけているのが見られるし、4番「意地と度胸」の辺りもニヤリとしてしまうではないか。「オー!」シャウトが5回も聞けるわけだし(笑)。まーでも子門の快感である「スピード」「熱さ」「変化」「魂」などがことごとくいまひとつなのは事実。ま、ライオンズファンは嬉しいだろうが。 ところで、編曲神保正明だけでこんなにも山本正之になってしまうものだろうか?謎だ。 18.ゴジラのお嫁さん<Aタイプ> 作詞:もず唱平 作曲:加瀬邦彦 編曲:渡辺茂樹 またゴジラ?しかも別バージョンの同じ曲だである。これはまたすごい飛び道具を出してきたなという感じだ。この歌、子門がゴジラ自身になりきったようにのんびり間延びしたように歌っていて面白い。「怪獣なりきり」ニュアンスとでも言うべきか。低音「おどけ」を更にデフォルメしたような感じ。今のところこの歌だけに存在する唱法ではないか?ややウケ口歌唱とも聞こえる「ちゃん」部分なども珍しい。また、こちらバージョンでは「逃げないでおくれ」の自虐的マヌケっぽさが充分に表現されているのもいいね。果たして子門はどんな顔でこの歌を歌っていたのだろう?想像するもまた一興。 19.ロックロックゴジラ<Aタイプ> 作詞:もず唱平 作曲:加瀬邦彦 編曲:渡辺茂樹 これも同じく別バージョンなのだが、重々しくよりヘビーになりつつも、ダンサンブルな雰囲気はそのまま残っている。元バージョンと甲乙付け難いほどの魅力。前半はヘビーに朗々と歌い、「さあ来いさあ来い」から急にリズミカルに。崩しも入ってくる。オ音に「ア」を混ぜていく部分や、2番「緑の」での鼻に掛かった部分などもエッセンス的に重要。それにしても見事に違う歌になっていながらも、しっかり子門らしさを披露してくれるヴォーカルに素直に感謝すべし。 20.帰ってきたウルトラマン 作詞:東京一 作曲:すぎやまこういち 編曲:筒井広志 コーラス:ヤングフレッシュ 桃番に続いてカヴァーソングへ。しかしこれはオケがややチープではないか?アレンジにも違和感が。子門の歌唱もこの歌にしてはやや軽すぎるような気がしてちょっと不満。せめてもっと違った歌い方をしてれると違うと思うのだが。「とどろく叫びを」以降の部分などもあまりにリズミカルすぎる。まぁ部分部分ではよいところもあるが、トータルで見て失敗。子門とて100%ホームランとはいかないということだ。面白いね、という賑やかしにはなるだろうが。 21.風よ光よ 作詞:しのだとみお 作曲:小林亜星 編曲:筒井広志 コーラス:サカモト児童合唱団 そしてもうひとつ失敗が続く。風よ光よのカヴァーなのだが、これも実は更に別バージョンが存在する。おれが持っているのはこれとは違うんだよね。でもって断然そっちの方がテンションも高く燃える出来になっているのだ。うーん、だからどうしてこっちを収録しちゃったのか疑問なんだよね。まさか違うバージョンの存在を知らなかったんだろうか?一番痛いのはやはりスピード感の欠如。この曲にとっては致命的と言えよう。その分たっぷり歌えているのかもしれないが(と良い方に解釈しよう)。ま、ここにないものを宣伝してもしょうがないので、これを最初に聞き、これしか知らないという人向けに言うならば、「今だ」以降の歌い上げに注目。サビの最後も気持ち良い高音となっているはず。実際この盤で歌ってもそこそこ気持ち良いからね。サカモト児童合唱団は今回はそんなに外してない。よしよし。 |
| 以上緑盤レビューおわり。カヴァー音源については厳しい意見ばかり書いてしまったのだが、カヴァーはオリジナルに比べて当たり外れ率が大きく変わってくるので、やむをえないのかもしれない。それよりもはやりオリジナルものの収録曲の凄さだ。買ってしばらくは聞きまくったものだ。まだあまり聞きこんでいないというシモニストがいたら、是非今すぐに聞きなおしてみるべきだ。この緑盤のヴァリエーションに対応できれば、この聖典意外のレアソングにも戸惑わず対処していけるはず。何より色んな種類の子門歌唱の表現を知っているだけでも、新たな曲を聴く場合の物差しが増えるわけで、より評価が的確になっていくと思われるからだ。シモニストはただ単に子門を賛美するにあらず。己の価値観をもって子門を測り評価する存在たれ、というのを緑盤は教え諭しているのである。 |
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